胃がんリスク層別化検査

胃がんリスク層別化検査とは何ですか?

胃がんリスク層別化検査(ABC分類)は、直接胃がんを発見する検査ではなく、血液検査で胃がんになりやすいかどうかを調べる検査です。高崎市では胃がんリスク検診(ABC検診)として受けることができます。また、多くの自治体の対策型検診や個別健診(人間ドック)、企業検診などにも取り入れられており、全国各地で受けることが可能です。胃がんリスク層別化検査を受けることができる施設は日本胃がん予知・診断・治療研究機構のホームページで閲覧できます。

胃がんリスク層別化検査では、血液中のピロリ菌抗体と胃粘膜の萎縮の程度を反映するペプシノゲンを同時に測定し、A~Dの4群(CとDを合わせてCとすることもある)に分類します。B、C、Dの方は、胃がんのリスクが高いと考えられますので、必ず内視鏡検査を行い胃がんの有無を確認し、ピロリ菌の持続感染が確認された場合は除菌治療を受けてください。除菌が成功することにより胃がんになるリスクが約1/3に減少すると言われています。乾内科クリニックでは、この胃がんリスク層別化検査(ABC検診)を随時受けることができます(予約不要)。結果については1週間後に外来でご説明します。

胃がんリスク層別化検査(ABC検診)では、様々な要因でピロリ菌抗体やペプシノゲンの値に影響が出てしまい判定結果が正しく出ない場合もあります。薬の影響を受けることもありますので、薬を服用中の方はお薬手帳や薬の内容がわかるものをお持ちください。また、他院で行った胃がんリスク層別化検査についても、ご不明な点や心配なことがございましたら、検査結果をご持参のうえお気軽にご相談ください。

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日本胃がん予知・診断・治療研究機構ホームページより

A群の方

ピロリ菌に感染していない健康な胃と考えられます。胃がんになる可能性は低いと思われますが、一度は内視鏡検査を受けることをお勧めします。

B群の方

ピロリ菌に感染していて胃潰瘍や十二指腸潰瘍になりやすい胃と考えられます。胃がんが発生する危険もありますので、内視鏡検査を行いピロリ菌の除菌治療を受けてください。

C群の方

ピロリ菌に感染していて胃がんになりやすい状態と考えられます。早めに内視鏡検査を行い、ピロリ菌の除菌治療を受けてください。

D群の方

過去にピロリ菌に感染していて胃がんになりやすい状態と考えられます。現在もピロリ菌に感染している可能性もありますので、内視鏡検査を行い、他のピロリ検査を受けることをお勧めします。

※過去にピロリ菌の除菌治療を受けたことがある方は、その成否に関わらず「E群」になります。
※除菌成功後も胃がんになる危険は残っていますので、主治医と相談して定期的に内視鏡検査を受けてください。